我が家の客人、通いの野良猫

旧友

Oct-Nov.2003
Leica R6.2 AME( delta400 )
Bessaflex TM MC Pancolar 80/1.8( rvp100 )

我が家の客人、通いの野良猫
我が家にはもう1名、客人がいる。
かつては頻繁に来ていたが、例のオスが来るようになってから、
入れ代わるように姿を見せなくなった。
それでも3ヶ月とか、半年に1度、神出鬼没に、未だにやって来ることがある。
やはり例のオスを避けているようである。

彼もオスだが例のオスとは対照的にとても人慣れしており、
お裾分けをしてるうちに、さっさと部屋の中に入ってきてしまうようにまでなった。
抱いても撫でてもOKだが、家の猫とぶつかったら大パニックになってしまうので、さっさと出てってもらう。
当初は汚くて、痩せた若い野良猫の様だったが、この性格で家を見つけたらしく、いつの間にか去勢されていた。
今では立派な体格になっているが定期的に家出をしているのか、ここへ来るときは汚いままである。

猫というのは、空腹とは関係なく、”貰うこと”そのものが好きであるというのがよく解る。
この点、人間の子供とよく似ていると思う。
フードを出してやると飛びつくが、半分も食べないうちに消えてしまう。
が、それを出すまでは、こちらを見つめたり、愛想を見せたりして、ずっと待っているのである。
その素行は半年ぶりに現れても変わらない。

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