篤郎はまなかより一月遅れて我が家に来た。その理由は別途述べるとして、 その一月で彼は早くも相棒だったまなかに忘れられていた。
既にぶちとはすっかり溶け込んでいたまなかは、篤郎を終始「シャーッ」と威嚇しては、 自分は逃げ回るといった警戒行動を続けた。ぶちとの体面時もそんなものだったのが、相手は つい先日まで一緒にオッパイを飲みあった兄ではないか。。
但しこれは、篤郎の側にも原因があった可能性を否定できない。彼はその日から全てにのうのうとした素行であった。
自分達の飯を早速食い、自分達のトイレでゆっくりとウンチをし、自分の場所である私の膝で寝はじめる。。およそ初めて人の部屋に入った猫がとる行動とは思えないものだった。
ちなみにぶちは、最初から篤郎を寛大に扱っていた。
私は事もあろうに翌日から2泊の旅行に出かけているのだが、帰宅後にはすっかり打ち解けていて、野良時代と同じ運動会の日々が続く。
この時の和解は彼等にとって、復縁なのか、出会いなのか、未だに謎である。 (2003.12.11)
篤郎-まなか、Mar.2002
Trebi100C,Macro Elmarit-R 60/2.8


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